課題性 | 内容 |
訪問頻度
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訪問の頻度及び訪問の必要性の程度 |
電話相談頻度 | 電話相談の回数やその必要性の程度 |
課題解決度 | 抱えている課題の解決の進行度合い |
コミュニケーション度 | コミュニケーションする上での困難性(家族を含む) |
機関連携度 | 関係機関との連携の困難性 |
ニーズ専門性 | 解決ニーズが専門的で知識とスキルが必要 |
社会資源調整度 | 社会資源への調整の困難性 |
障がい特性・疾病専門性 | 障がい・疾病の専門的知識や理論の必要度 |
赤:8項目のうち高(2点)が1項目以上
もしくは、合計得点が、8点以上
黄:合計点数が、4点~7点
青:合計点数が、0点~3点
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高 | 中 | 低 |
訪問頻度が月に1回以上
また、その必要性がある
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2か月に1回~5か月に1回 | 訪問の頻度は、6ヶ月に1回でOK |
高 | 中 | 低 |
電話回数が週に1回以上
傾聴では不十分
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電話連絡が数か月に1回
傾聴・簡単な対応で十分
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行政手続き時等の連絡のやりとりのみ |
1 一人ひとりの相談支援において、相談支援度が明確になる。
2 相談員ごとに、相談支援度の割合が明確になる。
3 相談支援度を意識することにより、相談支援上の課題を
明確化できる。
4 相談支援度を定期的に評定することにより、
その期間における相談支援の質の向上を評定できる。
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① 4か月に1度(年に3回)、全ての契約者について相談支援度を評定します。
② 毎月のケース検討会議時、20分ほどかけて、その時点での『気になる赤信号契約者』に対して行っている支援や現状を報告し合います。
③ 定期的に吟味する8つの項目の評定について、過去のデータも残しつつ、新たなデータを蓄積する入力システム(Excelデータ管理)を入力プラットフォームとして作成します。
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相談支援度の赤契約者を黄契約者へ
相談支援度の黄契約者を青契約者へ
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今回のケース会議は利用者様ごとに支援の評価方法について検討を行いました。
客観的に判断の目安を設定して項目ごとに3段階評価を行い、その評価を4ヶ月ごとに見直すことで利用者様の支援状況が進んでいるのか、維持なのか、もしくは悪化しているかを把握できるものです。
この評価により、それぞれの相談支援専門員の支援状況が社内で把握しやすくなり、評価が停滞している支援についてはケース検討会議にて対応を検討していくこととなります。
この評価を社内で行うことですべてのケースについて担当ではない相談員も状況把握がしやすくなり、社内での連携も含めて、利用者様への支援の向上につながるものと思います。(相談支援専門員 松本 浩治)
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今回は、担当している利用者さんの支援の状況等(訪問の頻度・相談電話の頻度・必要性・課題解決の困難性・コミュニケーション上の困難性…等の8つの項目)から振り返りを行うことを議題に話し合いました。 支援の状況を振り返る上で2つのことが考えられると思います。 一つ目は、福祉サービスを利用する上で課題が多い方への支援を見直すという点です。安定した通所ができていない、通所先で不適切な行動が見られるなど…このようなケースの場合は、担当者として常に意識をして、本人やサービス提供事業所と連絡を取り合っていますが、イメージするように支援が進まないよう状況があります。支援のアプローチを見直したり、本人のニーズや環境を再度確認したりすることが必要になってくると思います。 二つ目は、支援上の困難性は低いが希望する生活につなげられていない…ことはないか?という点です。福祉サービスを利用する上での課題がないと安定していると考えがちですが、福祉サービスを利用することが目的ではなく、あくまでも希望する生活につなげるためのサービスの利用ですのでその視点を忘れずにしたいと思います。 「ご本人の障害特性があるから・・・」と自分自身の支援のあり方を見直さないことがないように現状と支援の方向性を考えることができるチャンスとしてしっかりと見直しをしたいと思います!(相談支援専門員 髙倉 満彦) |