トップ  > 社内研修報告  > サンクスシェアケース会議
相談支援事業所サンクスシェア
  相談支援事業
 指定特定・一般相談支援事業
 指定障がい児相談支援事業
 自立生活援助 
         

   すまっぽん

 地域社会貢献事業
  👉イベント予定
  👉会員登録

   すまっぽん 

 

サンクスシェア公式アカウント始めました!
サンクスシェアやSNAプロジェクトのイベントのお知らせなどお届けしていきます!

友だち追加

 

 

スマートフォンからのアクセス
読込QRコード

サンクスシェアとの連絡ツール

(Powered by smappon)


すまっぽん作成を無料お試し!

ホームページ作成を無料お試し!

合同会社サンクスシェア

〒 812-0053
福岡市東区箱崎1丁目13番14号 コーポコジマⅡ 101号室

  • 電話:092-231-9253
  • FAX:092-303-8882

サンクスシェアケース会議

サンクスシェアケース検討会議(R2.1.14)
in 相談支援事業所サンクスシェア
 
 相談支援事業所サンクスシェアでは、毎月1回、ケース検討会議を実施しています。
 
 目的は、相談支援及び相談支援専門員としての「質の向上」
 
 具体的には、それぞれの相談ケースについて事例検討することを通して、相談の質の「基準の明確化」を図り、ひいては相談支援専門員としてのスキルの向上が視覚化できることをねらっています。
 

 
 今回は、サンクスシェアが相談支援しているすべての契約者の『相談支援度』の視覚化を検討しました。
 
 『相談支援度』とは、その対象者(家族を含む)の支援について、支援の課題性がどの程度あるかを評定したものです。
 
 この支援の課題性について、サンクスシェアでは以下の8つの視点から程度評価を行い、数値化を試みようとしました。
 
課題性 内容
 訪問頻度
 訪問の頻度及び訪問の必要性の程度
 電話相談頻度  電話相談の回数やその必要性の程度
 課題解決度  抱えている課題の解決の進行度合い
 コミュニケーション度  コミュニケーションする上での困難性(家族を含む)
 機関連携度  関係機関との連携の困難性
 ニーズ専門性  解決ニーズが専門的で知識とスキルが必要
 社会資源調整度  社会資源への調整の困難性
 障がい特性・疾病専門性  障がい・疾病の専門的知識や理論の必要度
 
 この8つの課題性のそれぞれについて、課題性が高い(2点)、中程度(1点)、課題性が低い(0点)の3段階で点数化し、以下の基準で、相談支援度を信号色で色分けしました。
 
 「赤(相談支援度高)」 「黄(相談支援度中)」 「青(相談支援度低)」
 
 赤:8項目のうち高(2点)が1項目以上
   もしくは、合計得点が、8点以上
 黄:合計点数が、4点~7点
 青:合計点数が、0点~3点
 

 
 今日の検討会議では、この8つの課題性を田中が提案し、それぞれが担当している契約者を思い浮かべながら課題性の項目についてその妥当性を吟味しました。
 
 実は、これまでも信号色での色分けをしていましたが、明確な基準を持たないまま、『なんとなく大変だよなあ~』なんて主観的な雰囲気で評価していたものを、明確な視点から相談支援の状況や程度を把握することを試みたのでした。
 
 8つの視点とはいいながら、微妙に内容が重なっている項目もありますが、相談支援上の程度を考える視点としては、この8つの項目でサンクスシェア内の共通認識を得ました。
 

 
 さて、問題は、程度を振り分ける高中低の基準でした。
 
 例えば、訪問頻度や電話頻度は、明確に基準ラインが設定できます。
 
 【訪問頻度】
訪問頻度が月に1回以上
また、その必要性がある
2か月に1回~5か月に1回 訪問の頻度は、6ヶ月に1回でOK
 
 【電話回数】
電話回数が週に1回以上
傾聴では不十分
電話連絡が数か月に1回
傾聴・簡単な対応で十分
行政手続き時等の連絡のやりとりのみ
 
 上記の2つのように、誰が判断しても明確な基準があるので判定がゆらぎません。
 
 しかし、その他の項目については、人や対象者、状況によって大いに主観に左右されるので、「この判断・判定が難しい 」との意見が出されました。
 

 
 そこで、今後、相談支援度を意識した相談支援を続ける中で、だれが判断しても主観に左右されない明確な程度の基準を一般化したいと考えます。
 
 この基準を考えることは、次のようなメリットにつながります。
 1 一人ひとりの相談支援において、相談支援度が明確になる。
 2 相談員ごとに、相談支援度の割合が明確になる。
 3 相談支援度を意識することにより、相談支援上の課題を
  明確化できる。
 4 相談支援度を定期的に評定することにより、
  その期間における相談支援の質の向上を評定できる。
 

 
 今回のケース検討会議を経て、サンクスシェアでは、次のようなことに取り組むことを共通確認しまして、さらに前に1歩進んでいきます。
 
 ① 4か月に1度(年に3回)、全ての契約者について相談支援度を評定します。
 
 ② 毎月のケース検討会議時、20分ほどかけて、その時点での『気になる赤信号契約者』に対して行っている支援や現状を報告し合います。
 
 ③ 定期的に吟味する8つの項目の評定について、過去のデータも残しつつ、新たなデータを蓄積する入力システム(Excelデータ管理)を入力プラットフォームとして作成します。
 
 
 このことにより、これまでなんとなくで評価してきた相談支援の質について、具体的な数値で評価することに取り組み、相談支援の成果を相談支援事業所レベルで把握できるようにチャレンジします。
 
 そこで、今回、相談支援事業所サンクスシェアは、以下の事業所理念を掲げます!
 
 相談支援度の赤契約者を黄契約者へ 
 
 相談支援度の黄契約者を青契約者へ
 
 ここを目指して今後も事業所運営を続けていきます(^^)(文責:相談支援専門員 田中 聡)
 

【相談員コメント】
 今回のケース会議は利用者様ごとに支援の評価方法について検討を行いました。
 客観的に判断の目安を設定して項目ごとに3段階評価を行い、その評価を4ヶ月ごとに見直すことで利用者様の支援状況が進んでいるのか、維持なのか、もしくは悪化しているかを把握できるものです。
 この評価により、それぞれの相談支援専門員の支援状況が社内で把握しやすくなり、評価が停滞している支援についてはケース検討会議にて対応を検討していくこととなります。
 この評価を社内で行うことですべてのケースについて担当ではない相談員も状況把握がしやすくなり、社内での連携も含めて、利用者様への支援の向上につながるものと思います。(相談支援専門員 松本 浩治)

今回は、担当している利用者さんの支援の状況等(訪問の頻度・相談電話の頻度・必要性・課題解決の困難性・コミュニケーション上の困難性…等の8つの項目)から振り返りを行うことを議題に話し合いました。

 支援の状況を振り返る上で2つのことが考えられると思います。

 一つ目は、福祉サービスを利用する上で課題が多い方への支援を見直すという点です。安定した通所ができていない、通所先で不適切な行動が見られるなど…このようなケースの場合は、担当者として常に意識をして、本人やサービス提供事業所と連絡を取り合っていますが、イメージするように支援が進まないよう状況があります。支援のアプローチを見直したり、本人のニーズや環境を再度確認したりすることが必要になってくると思います。

 二つ目は、支援上の困難性は低いが希望する生活につなげられていない…ことはないか?という点です。福祉サービスを利用する上での課題がないと安定していると考えがちですが、福祉サービスを利用することが目的ではなく、あくまでも希望する生活につなげるためのサービスの利用ですのでその視点を忘れずにしたいと思います。

 「ご本人の障害特性があるから・・・」と自分自身の支援のあり方を見直さないことがないように現状と支援の方向性を考えることができるチャンスとしてしっかりと見直しをしたいと思います!(相談支援専門員 髙倉 満彦)

 
 
 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立