お話を聞きながら、早速、どのような経緯で導入されたのかググってみましたが、
厚生労働省の説明では、就労アセスメントを筆頭に、さまざまな就労関連アセスメントが存在する中、やっぱりよくわからないままでした。
・ 他とどこが違うのか?
・ エッセンスは何か?
・ 使い方はどのように違うのか?
などを厚生労働省が明確に示さないと、それぞれが勝手に使いやすいものを使い続けるのでは、いろんな形式があって結局どれをどのように使えばいいのか困惑がふえるような気がしました。
もちろん、自由度はきちんと残した上での大前提で、私はある程度の規格統一をする方がよいと考えます。
昨日の会でもちょいと発言しましたが、例えば、特別支援学校で試みられている児童の基本情報を集約した「サポートブック」みたいなものをベースにして、ひとりひとりの基本情報と障がい特性アセスメント等が「〇〇さんのトリセツ」みたいな形でまとめられ、これを、保育園・幼稚園・療育機関→小学校→中学校→高等学校→大学→障害福祉サービス→就労→介護へ適切に橋渡ししていくことができればなあ・・・とひとり妄想します。
学校では、数年前から既に個別計画が学年を超えて情報共有されています。適切な情報が、質を担保した上で、効率よく引き継がれていくことは、本人や家族を始めとする情報を提供する側にとっても受け取る側にとってもしっかりメリットがあるものと考えます。
しかぁ~し!
寺川さんがおっしゃいました。
「認定調査員の聞き取りも重要だが、自分がアセスメントすることを信用する!」と。
ん~、なかなかここまで言い切って自分自身のアセスメントに対する自信を示すことは難しいなあとは思いながら、でも一方では、寺川さんから診ると、寺川さんがアセスメントしないことには障がい者の正しい・適切なアセスメントとができていないという状態の裏付けでもあると気づかされました。
寺川さんがすごいすごい人だということはだれもが疑う余地のないことですが、でも、それではこの業界はだめなんです・・・
寺川さんのアセスメントに当たった人は「ラッキー」で、そうでない人は、「アンラッキーでしたね…」では、相談者の方々はたまったものじゃありません!
ですから、だれもが、『打倒、寺川!』(まあ、倒すんじゃありませんけど…(^-^;)を目指し、ほぼ同等のアセスメント技量に高めないといけないんです!
そうして初めて、寺川さんからも「だれがアセスメントやっても、それを引き継げばいいよね(^^)」って言ってもらえると思うのです!
「アセスメント」「相談」に関わる者は、ここを目指必要があると思うのです(^^)
そして、その上で、適切な情報を共有し、年次に引き継いでいくことができるのです(^^)/
このように考えると、私たち計画相談事業所の相談員は、改めて一人の人もしくは家族の「人生」に関わる重要な選択のサポートしているこの重みについて、改めてひしひしと感じた昨日の学びでした。
私たちのアセスメントの在り方、情報提供の在り方、寄り添いの在り方などなどすべてが、その方の将来的な人生を左右するほどの重要な立ち位置にあること肝に銘じました。
人として目指していく大きな刺激と方向性を示唆してくださった松尾さん、そして、コントを演じてくださった(笑)寺川さん、また、会の運営に尽力していただいた一社のみなさん、大変ありがとうございました。
仕事納めをした日の終わりにふさわしい学びの場でした。
那珂川の100万ドルの夜景を見ながら帰途につきます!
どうぞ、来年も引き続きよろしくお願いいたします。(^^)/
文責:サンクスシェア 田中 聡