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令和元年8月相談支援勉強会ご報告

8月7日に開催しました相談支援専門員勉強会のご報告です。
早いもので、この勉強会も立ち上げて1年が経ちました。
参加していただいている相談員さん、会議室を提供していただいている東区フレンドホームさん
には本当に感謝しております。いつもありがとうございます!
 
さて、今回テーマは「モニタリング」です。
モニタリングは定期的に利用者さんを訪問して生活や支援の状況を確認するとともに、
現在の支援の方向性が間違っていないか、支援の過不足がないか等を確認するものであり、
大変重要な相談業務のひとつです。
 
今回も、参加していただいた方々からモニタリングの仕方について心掛けていること、
業務効率を上げるために工夫していることをたくさん聞かせていただきました。
 
モニタリングの姿勢
まず、皆さんはモニタリングに臨む前に、「聞くこと」をあらかじめ手元でまとめておき、
聞き取り漏れがないようチェックするとともに、効率よく話を聞けるようにされています。
訪問時も雑談(アイスブレイク)を行い、利用者さんが話しやすい雰囲気を作られています。
「モニタリング」という業務であるから行うのではなく、あえて四方山話をしに行く感覚で
訪問されているという意見もありました。利用者さんにとって、「また来たか」ではなく、
「また来てね」となるようにしたい、ということで、これは「さすがだなあ」、と感じました。
定期的な訪問も事務的なものを仕方なく受け入れていただくのではなく、喜んで受け入れていただく方が双方にとってメリットがありますし、何より楽しいですもんね。
 
日程調整 
また、個人的に最大の相談業務だと思っている日程調整「アポ取り」です。
ここで新鮮であったのは、「ラインを利用してのアポ取り」でした。
これは、メリットもかなり大きいですが、同時にデメリットもあります。
メリットとしては、「ライン」というツールを使うことにより、電話と違って相手とのすれ違いが発生せず、お互いの都合の良いときに変身できるため連絡が取りやすいこと、既読がわかるため、
相手が読んだかどうか手元で把握できることです。これはかなり大きなメリットであり、効率よく複数の利用者さんとやり取りすることで訪問の日程調整が効率よく行えます。
しかし、デメリットもあります。これは、利用者さんとの精神的な距離が近くなることです。
ここは、管理を間違えると公私混同につながってしまうことになりますので、注意が必要です。
ラインを使っている相談員さんもここには神経を使っていらっしゃいます。
しかし、逆に言えば、ここをしっかりと管理さえしていれば、効率の良い強力なツールとなりえるのだと新しい発見でした。
 
経過記録
また、モニタリングにつながる付帯業務として、「経過記録」があります。これは、ほとんどの場合、
発生ベースでつけていくことが多くなるでしょう。電話でのやり取りや、事業所さんからの聞き取り等、私たちは人間である以上、記録として残しておかないとどうしても忘れていってしまいます。
この「経過記録」はサンクスシェアではgoogleを利用してスマホから入力してクラウドに残しておくことで、後から利用者名や日付で検索して出力できるようにしています。メモの取り方が苦手な自分には大変強力なツールとなっています。発生ベースですぐに入力しておかないと入力自体を忘れてしまうこともありますが…。
 
入力業務
そして、「入力業務」ですが、モニタリングの内容を聞き取りの場でメモを取り、事務所へ帰ってから入力、という作業に手間を感じている方も多くいらっしゃると思います。
ここでやはり便利だな、と今回感じたのは「タブレット」です。
ノートパソコンでも同様の作業が可能ですが、持ち運びを考慮するとタブレットが便利でしょう。
その場で入力しながら聞き取りを行い、クラウド保存しておくことで、この場ですべてを終えることができます。これはかなり便利!
 
長くなりましたが、今回の勉強会では「モニタリング」について話をすることで利用者さんの立場(モニタリング訪問に時間を割いていただく)を考慮しつつ、効率よく、楽しく話ができるように皆さん工夫をしておられ、大変参考になりました。
ラインやタブレット、文明の利器ですよね!扱いには注意も必要ですが、強力なツールと成り得ます!
 
相談支援事業所サンクスシェア 松本
 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立