幼稚園PTA参観に潜入!
来年、この場でしゃべるよう園長先生から指令を受けている幼稚園のPTA参観に行ってきました!
年少・年中・年長のそれぞれのおへやで、「親子スキンシップ体操をしよう」「新聞紙を使って遊ぼう」「風車工作をしよう」の活動があっていました。
通りかかった主任の先生が教えてくださったのですが、各おへやの担任の先生方は、時間をどのように構成しようか?時間が余ったらなにをさせようか?何をどれくらい準備しようか?子どもにどこまでをさせてどこから手伝おうか?などなどについて詳細な計画案を立て、事前に先生方が子ども役をしてシミュレーションするなど、子どもと保護者のおもてなしについて考え抜いた結果が今日だとのことでした!
実際、参観させていただいたどの先生も、自分の立つ位置、視線、姿勢、声の大きさ、トーン、身振り、表情などあらゆるところに気を配り、しっかりとリスク管理をした上で活動を展開されていいることが見てすぐにわかりました(^^)/
子どもたちも保護者も先生方の手のひらの上でころころ転がされながら、それぞれの活動を楽しんでいました。
さて、次は問題のPTA講演会です。
今日の講師は、ヤマハ音楽教室ピアノ講師の原明子さん。リトミックの参加体験やサックスとピアノのコラボ演奏鑑賞などを織り込みながら、リトミックのよさをお話しされました。
150を超える参加者が、講師の伸びのある美しい歌声や演奏に魅了されながら、なおかつ体も少し動かしながら、講師のお話と併せて心地よい時間を過ごされていました。
来年この場でマイクをもつのかと思うと気が重くなりましたが、ハードルが高ければ一方では燃えるもの!障がい児教育についてしゃべるだけでなく、なにかとコラボを画策しなくちゃ(^-^;
リトミックの講演ではありましたが、人材育成の視点からも学ぶ点がありました。
- ある保護者が「リトミックをやっていれば音楽の能力が伸びるのですか?」と質問した回答として「もちろんその効果も十分考えられますが、それよりもっと重要なのは『音楽の活動にリトミックを併用すると、子どもが楽になること』なんです」とおっしゃっていました。なにかの能力を育てたいと思ったとき、ダイレクトにその能力を育成する方法でなくても、学習者がその学習に『楽に』とりくむ環境をつくる方法であるならば、目指す能力育成に大きく寄与するだろうと思ったのでした。
- 音符(♪や♫)を使ってリズム打ちを教える際、なかなかできない子たちに対し、イラストを見せながら「マヨネーズって言いながら叩いてごらん」とか「クリームパンって叩いてごらん」とか言うとすぐにみんなできちゃうんですとおっしゃっていました。相手になにかを理解させようとしてうまくいかないとき、『理解できない相手の問題にする』のではなく、『理解させる工夫ができない指導者側の問題にする』ことも問わなければならないと気づかされました。
|
とにかく、いろいろな学びが多く詰まった幼稚園教育・・・
ますます気になります(^^)/
参観をさせていただきありがとうございました。そして、参観を終えられた先生方ほんとうにお疲れ様でした
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立