12月25日。まさに忙しい年末のこの日、保護者の方、福祉関係の方、8人が集まってくださりました。
handらしい深い深い会話のキャッチボールが繰り広げられ、本当に尊い時間をいただきました。
その尊い、ほんの少しのカケラを皆さまにご報告いたします。
皆さんのお話は、この一年が良くも悪くも盛り沢山、まさに今歩んでいる人生のお話でした。
頑張って、頑張って、頑張ってきた皆さんのそれぞれのお話に、希望と、共感と、涙を共有する時間となりました。
コロナで家にこもって過ごすことが普通になってしまった今、それをチャンスと捉えて、なぜ自分の子供がこんなにも問題行動を起こすのか「子供の気持ちが知りたい!」と多くの学びを積極的に取り入れ、実践し、結果を出し始めたお母さん。
深い深い悲しみと向き合いながら、大きな愛情をポツリポツリと話したお母さん。
高熱や体調最悪な時でも、治療することも忘れ、子供優先にして自分のことは最後、子供のために普通に立って生活することで、すっかり忘れていた自分の体の痛みや辛さを、今やっと少し立ち止まれたことで思い出すことができたというお母さん。
世の中で当たり前だと言われていることが当たり前ではない暮らし。
先の見えない不安。
それでも支えになる人の温かい心。
お互い向き合おうとする人との出会いが、当事者家族も、支援者も救うというお話。
当事者も、支援者も、諦めてはいけないという大きな気付き。
こんなにも深い魂の会話ができるhandのイベントを続けていけることは、大きな喜びでもあります。
そもそも自立ってなんだろう。
「働くこと」「なんとか生活できる状態であること」
このキーワードに対して「自立は人に頼ってもいい」人の助けももらいながら、自分の好きなことや出来ることを増やし、生活することも自立だという話がでました。
なかなか一般的に言われている自立とはかけ離れているようで、考えてしまうという想いも語られ、みなさんのいろんな想いが言葉となって重なります。
本人の思いがどこにあり、どうなりたいかをまずは知る。
そして、実現可能なら自分の力で、もし難しいのであれば周りのサポートを受けながら実現させていけば、それは立派に自立なのではないか、という意見も。
そして、さらに出てきた大きなふたつのキーワード。
「自己実現」と「自己決定権」
このふたつは、しばしば支援をする時に重要とされながらも、本当に尊重されているのだろうか?という話に突入。
地域とつなげる、人とつなげる、療育とつなげる、さまざまな資源につなげるとき、その支援は本当に本人にとって必要か、想いに沿っているのか、支援側の都合で全て決めてしまってはいないか。
パワーバランスは人権の上に乗っており、本人の人権のない世界で本人の問題は解決することはできない!
自己実現も、自己決定権も、人権の上に成り立つからこそ、本人の思いを受け止めてサポートしていけたら・・・。
熱い言葉がたくさん飛び交ったオンラインカフェ。
時々画面に顔を出してくれた子供たちにも癒されながら、尊い時間をみなさんと共有することができました。
オンラインカフェは、アーカイブでの動画配信はしていません。
参加しなければ聞けない、話せない、そんな内容が毎回満載なイベントです。
ご参加いただいた皆さま、多くの想いと学びをありがとうございました。
次回は2月5日、オンラインイベントを企画中です。
アシスターには、hand では皆さんお馴染みの長澤司法書士をお迎えします。
詳細が決まったら、このホームページでもお知らせします。
お楽しみに!
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