『相談支援として知っておきたい連携先社会資源シリーズ』
1 タイトル 基幹相談支援センターについて知ろう
2 日時 R4.1.17 9時30分~11時00分
3 場所 サンクスシェア
4 スピーカー 福岡市東第3基幹相談支援センター 富永 愛 氏
5 内容
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相談支援勉強会が主催する、「連携先社会資源を知ろうシリーズ」第二弾として、「基幹相談支援センターを知ろう」と題し、福岡市東第3基幹相談支援センター 主任コーディネーター富永さんをお迎えし『基幹相談』についてお話しいただきました。
福岡市には、7区14の基幹相談支援センターがあります。日頃から、ほんとうに高い頻度でお世話になっている基幹相談支援センターさん。困ったときに、なんやらかんやらすぐに頼って、「やれ情報をくれ」だの「やれこれを手伝ってほしい」だの「やれケースについて適切な助言が欲しい」など、常に厚かましく相談をさせていただいています。
しかし、一方では、「こんなこと聞いてもいいのだろうか?」「こんなことを頼んでもいいのだろうか?」「どのように連携の相談をしたらいいのだろう?」など、連携の在り方についてはとても難しく、悩むことも多々あります。
そもそも私たち計画相談は、「基幹相談のことをどれだけ知っているのだろう?」「どんな業務に携わっているのだろう?」と、身近な存在でありながら、実はあんまりよく知らないということに気づいてしまったわけです。
そこで、今回、サンクスシェアがある福岡市東区箱崎地区も担当する東第3基幹相談支援センターさんから富永さんにおいでいただき、正しく基幹相談を知ろうとの目的のもと、研修会を開催したのでした。
まあ、同じ「相談」という文言がつく事業所どうしではありますが、私たち計画相談が知らないことがたくさんたくさんありました。
やはり、『連携』を考える際には、
① 正しく相手を知ること、 ② 適切に役割分担をすること |
がとてもとても重要であることを今回学びました。
基幹相談のことをよく知り、今後も、困ったときに助けていただくことは適切に継続することに加え、計画相談事業所が担うべき部分はしっかりと担い、本来の多岐にわたる基幹相談の業務に専門機関として注力できる協力をしなければならないと強く感じたひとときでした。
業務が大変お忙しい中、現状の数値データや過去の経緯の集計データ等もご準備いただき、講師のお願いを快く受け入れてくださった富永さん、及び東第3基幹相談支援センターさんに深く深く感謝申しあげます。
【研修資料】
東第3基幹相談支援センターさんのご厚意により、今回提供いただいた研修資料の公開をご了承いただいています。
ダウンロードして閲覧が可能です。 (福岡市東第3基幹相談支援センター 富永 愛さん作成)
今回、東第3基幹相談支援センターさんのご了承を得て研修を録画しています。
【動画の一部(今日の内容説明部分)】
配信は、動画編集の終了後、2月14日から2月末までの公開予定です!
こうご期待ください。動画視聴希望の方で、まだSNA非会員の方は、どうぞSNAへの入会をご検討ください(^^)
※ 相談支援勉強会の今後の予定 👉
【サンクスシェア職員の感想】
基幹相談支援センターの役割や取り組まれていることが分かり、どんな部分で頼ればいいかがイメージが出来ました。 同じソーシャルワークだとは思いましたが、計画相談が個人を対象にしているのに対し、基幹相談は地域社会を対象にしているイメージを持ちました。 お忙しい中ありがとうございました。 |
福岡市の相談支援体制を説明してくださり、今後どこの基幹や支援センターに介入していただけるのかとても分かりやすく参考になりました。また、基幹の方が地域と密に関りを持って福祉の基盤づくりをして下っているおかげで、今まで見えてこなかった課題が見えてきていると思います。それは大きな問題への悪化防止の為にも、とても重要な事だと思い、改めて基幹の方には感謝します。 また、相談支援の根本を教えて頂き、それはとてもシンプルで色々と考えずに整理することができました。本当にありがとうございました。また、お待ちしています。もしくは、お伺いいたします。 |
知らないことがほとんどでした。基幹相談支援センターの制度的な役割の中で今までなんとなくぼんやり知っている気になっていたことがたくさんあったと気付きました。 またたくさんの専門機関(自分が関わったことのない)とのつながりがあることや、研修の企画などを通して人材育成、直接利用者さんと関わること以外の仕事が多いと思いました。 また困ってる事を基幹に相談することで市に伝えていく役割を担っているということ(相談の研修で聞いていたような気がするが忘れていました。)大切なことだと感じました。こんなことで相談していいのかな?など考えていましたが、基幹に相談することで社会資源が増えたり、利用者さんの為につながるのだと思うと相談することが重要なことだと思えました。また、基幹は情報が集まりやすいと言われていたので分からない情報を頂く為連絡させて頂きます。貴重な研修をありがとうございました。 |
今回、基幹相談支援センターについてということで研修を受けさせていただきました。その中で基幹相談支援センターの役割が計画相談と比較し、より広い範囲でのネットワークの構築を行っていると知りました。 私は計画相談としてご本人やご家族、障害福祉サービス事業者と関わる機会が多いです。一方でその他社会資源に関する知識が乏しく連携方法も不透明な状態でした。しかし今回研修を受けることで基幹相談支援センターが様々な情報を収集していると知ることが出来、今後必要に応じご相談させていただこうと思いました。 また研修の最後に基幹相談支援センターと相談支援事業所の根幹は同じであり大切にしたい価値は共通とのお話しがあり、同様の価値基準の方が近くにいることは、とても安心すると共に心強く感じました。今後も計画相談を担う一人として自身の役割を把握し、障がいを持つ方々の地域生活を支えていけたらと思います。本日は貴重なお話しをありがとうございました。 |
基幹相談支援センターについての研修を受け、まず基幹相談支援センターとはどのようなことを行っているのか知りませんでした。基幹相談支援センターと相談支援事業所の事業や役割が違っても根幹は同じ基本相談支援であることを知り、基幹相談支援センターが行っている事業や取り組みについて理解することができました。 相談支援にはほとんど携わっていませんが、携わる時には基幹相談支援センターの強みや役割を支援の手段の一つとして上手く利用していきたいと思いました。 |
富永さん貴重なお話ありがとうございました。 改めて、基幹のお仕事の幅広さや役割を知ることができ驚きました。その中で「できない理由を探すのではなくて、どうやったらできるかをみつけていく」と言われた言葉が心強く感じました。 今後も、もっと気楽に基幹に相談させてもらってアドバイスを頂きながら一緒に考えていけたら、違う視点の意見などを聞けて参考になると思いました。また、沢山の情報をお持ちなので共有させて貰えたらと思いました。 基幹も根幹は同じ基本相談支援で、大切にしたい価値観は共通なんだと、利用者様のことをいつも一番に考えて支援していきたい思いは同じなんだと感じました。富永さんお仕事は大変なことが多いですが、お体に気を付けて下さい。また、お話お聞きしたいです。 |
基幹相談との連携は、計画相談にとってなくてはならないものです。いち計画相談が、多職種との連携チームとして相談支援を提供するには、一人で抱えきれないことがあまりにも多すぎるからです。 しかし、基幹相談の制度は市町村事業であり、それぞれの地区で内容も対応もまちまちの基幹相談。「連携」をつくり、深め、強めるためには、「① 相手を知る」「② 役割を明確にする」が重要であることについて、改めて東第三基幹相談支援センター富永さんより学びました。 たくさんのデータを示してくださり、理路整然とその重要性・必要性を解説されたお話は、基幹相談との連携に寄与する学びとなっただけでなく、普段の相談支援の業務の中で、支援チームのリーダー的役割を担わなければならないわれわれ相談支援専門員にとって、話しの構成や説明の仕方、わかりやすい話し方などの部分でも多くの示唆をいただきました。 強く印象に残ったのは、基幹相談の相談内容の割合の半分以上を示すのが、福祉サービス等の利用に関すること。われわれ計画相談がもう少しこの部分での役割をしっかりと担うことができれば、基幹相談の本来の業務領域である地域づくりや専門的な情報収集に注力する割合が増え、互いの連携がさらに進み、ひいては、相談者に提供する相談支援の質を高めることにもつながると考え、連携の在り方を今後も探り続けます。 |
これまでも基幹相談支援センターと連携を図りながら支援をすることがありました。しかし、これまで基幹相談支援センターの役割等について十分な理解がないことから「何を、どのように相談しながら支援を進めていくのか」について考えることがありました。今回の話の中で障害者総合支援法における相談支援事業の体系等から説明していただき、基幹相談支援センターの主な内容について学ぶことができました。 |