10月24日(木)にあいあいセンターで行われた「福岡市地域療育を考える会」(以下 療考会とします)に参加させていただきました。
あいあいセンター7Fの大研修室、中研修室は保護者の方で満席でした。
テーマ 『放課後等デイサービス 子どもにあった事業所の選び方とは』
講師
・放課後等デイサービス プレミアム 鶴田 祥子氏
・放課後等デイサービス 療育支援エフ 竹下 裕昭氏
・相談支援事業所 スマイル 宮原 貴則支
・放課後等デイサービス ひだまりのおうち 川津 早紀氏
・放課後等デイサービス あさひ 前田 万里子氏
相談支援事業所スマイルの宮原氏から「相談支援専門員の役割について」、そして、放課後等デイサービスあさひの前田氏から「放課後等デイサービスについて」の話がありました。保護者の方々は熱心に聞かれながら、メモを取られていました。
その後、保護者の方々が4グループに分かれ、相談支援専門員や放課後等デイサービスについての質疑応答の時間になりました。サンクスシェアの田中と私はグループに入り、保護者の皆さんからの質問にお答えさせていただきました。
○ 放課後等デイサービスの情報はどのようにして収集するのか?
○ 放課後等デイサービスの支援の特長について?
○ 放課後等デイサービスをどのように選べばいいのか?
○ 相談支援事業所は具体的に何をしてくれるのか?
○ 相談支援事業所をどのように選定するといいのか?
○ 放デイや相談支援事業所を利用するにはどのような手続きが必要なのか?
質疑応答の約40分の時間はあっという間に過ぎました。もっと聞きたいことはあったのではないかと感じました。
また、質問に応えさせていただくなかで・・・
まず、放課後等デイサービス事業所はこの数年で急激に増えましたが、保護者の方は、その情報をそのように収集できるのかそのの方法がわからない、さらに、HP等を見てもお子さんがその事業所を利用し、安心して楽しく過ごすことができるのかを判断する材料が少ないということがわかりました。
つまり、
相談支援専門員の役割には、地域の課題解決に向け、地域づくり(地域資源の開発、関係機関の連携強化、啓発等)に取り組むソーシャルワークがあります。私たち、相談支援専門員は、放デイ事業所の特長やよさなどを把握し、関係性を構築するとともに、保護者やお子さんのニーズに応じた放デイを紹介することができなければならない |
ということです。
また、相談談支援専門の存在を初めて知った方もいらっしゃいました。これまで福祉サービスを利用されていなかった保護者の方は相談支援専門員とかかわることはなかったと思います。そのような保護者の方々に相談支援専門員の役割を明確に理解していただけるようにしなければならないと強く感じました。
このままでいいのか?相談支事業所は!
相談支援事業所はこのままでいいのか?という純粋な疑問を持ちました・・・
福祉サービスの利用を考えている、利用している方(お子さんも・・・)に比べ、相談支援事業所が少なく、不足しています。ということは・・・保護者の方々は、相談支援専門員を選ぶどころか、担当してもらえる事業所を探さなければならない(お願いしなければならない)状況ではないでしょうか・・・。
決して、あってはならないことですが、本来、相談支援事業所の方針やサービスの質等から選んでいただき、サービスを提供するはずの私たちがその「本質」を忘れてしまっているのではないかと感じる時があります。
この学習会に参加させていただいた私たちは幸せです!
本当は、相談支援事業所がこのような会を開き、多くの方に
「相談支援専門員
の役割や必要性」を積極的に広げていかなければならないのでしょうか?
そして、「選んでいただける相談支援事業所」にならならなけばならないので
しょうか?このような姿勢が必ず「サービスの質の向上」につながると考えます。
理由は明確!
一人ひとりの担当している方の背景や特性を理解し、その方に合ったサービスを考え、関係機関の方々とさらに連携を深めてサービスの質を向上させなければ「選んでいただける事業所」になれないからです!