虐待研修の感想
「今日の虐待防止研修よかったですわあ~」
おじゃました三重県の放課後等デーサービスさんの社長からいただいたおことばでした!
9月の下旬に研修を行った施設さんから感想が届きました。
虐待研修のコンセプトとして、2時間を以下の様に構成していました。
1 虐待とは・・・(さらっと一瞬触れる程度)
2 虐待が起きる要因とされている項目について解説
3 各要因ごとの対策についてのご提案
4 施設で実行する具体策の検討(小グループ演習)
最も重要視したポイントは、「身体拘束」が唯一許される3要件(切迫性・一時性・非代替性)から考えたときの
「非代替性」に着目することでした。
虐待が起きないためには、支援者にとって、心の余裕や他のスタッフとの報連相なども当然ながらとても重要です。
しかし、「非代替性」=代わりの方法がなかったか?を問われたとき、『この方法で拘束するしか他になかった』と言えなければならないのです。ここに、支援としての技術が問われるのです。
対象者を支援する際、多くの方法の引き出しをもち合わせ、虐待と疑われかねない方法ではない適切な方法をちゃんと知っていて使うことができれば、虐待は起きない(起きにくい)ということです。
虐待研修は、虐待とは・・・なんてことをことばで理解するのではなく、毎日の、目の前の子どもの支援場面において、『支援者の支援を根本から見直し、改善していく取り組みに他ならないこと』をお伝えしたつもりでした。果たして伝わったでしょうか?
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立