KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第25回に向けた打ち合わせ会の報告
KYOUKOU第25回に向けた打ち合わせ会の報告
R1.9.18 inあいれふ
強度行動障がいとは…
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一日のお仕事が終わってかけつけてくださった10名の参加者のみなさんと、次回第25回の内容を話し合いました。
今回も、初めて会に参加いただく方1名をお迎えして、ほんっとに有意義な1時間半を過ごすことができました。
みなさん平日のお忙しい中での参加のため、いつものようにスタートはゆっくりめ・・・。
自己紹介の中に、この会とのつながりや会への想い、日頃考えておられることを織り交ぜつつ、さらに、『自分のよいところを2つ』話していただく無茶ぶり。
ある別の会に参加した折にグループワークで出された課題だったのですが、普段、『課題』『改善点』を挙げることはめちゃた易いのに、いざ『よいところ』をふられると人はめっぽう弱いんです。
人の成長に携わる者として、この『よいところ』に注視できるかはとても重要です。できていないことをただ単に指摘しただけで、できるようになるなんてことは決してありません。支援のスタートは、対象者の『よさ』『強み』を軸に組み立てを考える以外に方法はないんです。
てなことから、むりやっこ参加者のお一人お一人の『よいところ』を聞き出しちゃったのです(^^)/
Tさん |
- 思ったらすぐに行動する
- 細部にこだわる丁寧さがある
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Nさん |
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Nさん |
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Iさん |
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Mさん |
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Nさん |
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Tさん |
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Kさん |
- いつまでもぼ~っとしていられる
- なんでも笑い飛ばすことができる
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Kさん |
- 常に動き回っているところ
- とにかくいろいろやっているところ
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Tさん |
- ストレスがほぼないところ
- 最近炭水化物をがまんできているところ
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やっぱ、一日がほぼ終わった夜の19時から「学ぼう」と集まってくださる参加者のみなさんの『よさ』『強み』はハンパねぇ~っすね!2つずつのみなさんのよいところを並べて見たとき、最後のTさんの「炭水化物をがまんできている…」って、なんか超レベルひくっ!って感じ…(泣)
上記のような自己紹介でひときわ和やかになったのち、次回25回の内容の希望を出し合ってもらいました。
Tさんから『強度行動障がい者の居場所の確保』について話題提供をいただきました。
障がいが重い、行動障がいが激しい対象者にとっての「駆け込み寺」がないと・・・
助けを求めたいけれど、結局「対応できない…」などの扱いとなり、最終的には、家族・夫婦でなんとかやっていくしかない状況に追い込まれているやるせなさ・・・
このような胸が痛む悲痛な思いが強度行動障がいがあるお子さんのお母様たちから発信されたのち、このような障がい者に携わる支援者に求められる姿として以下のようなフレーズが提言されました。
そして、次回の内容として提案されたのが、人として関わってくれる支援者がいらっしゃる施設からスピーカーとして来ていただき、施設で大切にされていること、具体的な支援の実際などについてお話を聞きたいということでした。
この日のうちに、日程も内容もまだ確定はできませんでした。調整が叶い次第、次回10月の内容と日程をお知らせいたします。いましばらくお待ちください。
【番外編】
さて、今回、初めて参加いただいたNさんは、アロマ関係の協会に所属されている認定アドバイザーさんでした。
会場には早く来ていただいていて、アロマのお話に大変な盛り上がりだったのですが、盛り上がっていたのは、なんとおっさん5人組(^-^;
それでも、私たちKYOUKOUの勉強会にも大変な深い関わりがあることに気づかされました。
支援する側が癒されていないことには、やはりよい支援は生まれない!
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強度行動障がいの支援は、常に1分1秒を争う緊迫した中での支援の連続です。しかし、ややもすると、相手の状態や支援の方法など、相手側のことに偏って考え過ぎている現状があることにはたと思い当り、やはり、
支援者側に心の余裕があり、心身が健康な状態であって初めて、よい支援が成果として実績を生むというこの考え方・視点はしっかり肝に銘じておきたいと思いました(^^)/
毎回、新たにさまざまな立場の方が関心を寄せてくださっていることに改めて感謝です。「強度行動障がい」ということばが、そして、そこに携わる家族や支援者たちの存在が周知され、それに心を動かされた人の繋がりが、より増えていくことを目指して、今後も会の運営を続けていきます(^^)/
文責 田中 聡
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立