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「相談支援きほんのき」セミナー参加レポート

「計画相談きほんのき」6時間セミナー(by一社福岡・筑紫地区地域福祉支援協会寺川さん)
 
 

【相談支援事業所サンクスシェア振り返り】
 
 参加者から「きほんの“ほ”はいつ?」じゃあ、「きほんの“ん”は?」・・・って声が飛び交うのも頷ける企画・内容・進行だった!

 相談支援事業所サ
ンクスシェアとして、指定を受けてから3年間、計画相談業務をやってはきた。アセスメントも計画案作成も担当者会議もモニタリングも流れの一環としてやってはきた。しかし、『果たしてこれでいいのだろうか?』『これから先どうすればいいのだろうか?』ってずっと思い続けてきた。そもそもこの疑問を問う場もなく、互いに話す場もなく、全くよくわからないままただただ走り続けるだけだったところにこの「きほんのき」。
 私は、とてもよいタイミングで今日の話を聞くことができたと改めて寺川さんに感謝したい。


 特に、多くの時間をかけて語っていただいた、前半の相談支援専門員としての「素養」「心構え」については、改めて「形としての業務」ではない、そもそも論として心に響いた。というより耳をふさぎたくなるほどできていない自分自身を反省しっぱなしだった。しかし、改めて心に刻んだのは、100歩譲って、完璧にできるようになるかは置いといても、『そこに向かっていく』『そこに近づこうとする』動きは、絶対に止めてはいけないということだった。逆に、ここを大切にしない相談員は、今すぐこの業務からさっさと去ってほしいとも思った。相談員としてまだまだ力不足ではあるけれど、「折り返しの電話がないんです」「計画案をもらったことがないんです」「担当者会議に一度も召集されないんです」なんて“仕事人”として世の中をなめた対応をしている同業者に少なくとも足を引っ張られたくないと改めて強く思った。だからこそ、自分自身が足元をすくわれないために、今回の「きほんのき」をしっかり身につけ、今日参加した仲間と一緒に、『業界の質の担保』を図らなければ、そもそも私たちの将来はない!今日のセミナーは、この危機感も十分に認識できた。

 それにしても、改めて寺川さんのすごさには圧倒される。まず、セミナーを演習なしの6時間ぶっ通しで企画・進行するなど他にできる人はいない。また、単に用意してきた材料をテーブルに広げるのではなく、参加者のすべてに気を配り、それぞれの参加者の反応からおおよそのニーズを探りながら、そこに合わせた内容を調理してからテーブルに乗せる技量がある。これは、とにかく専門的な知識の豊富さとやはり精神保健福祉士としての経験や相談支援のキャリア、そして、最新の業界情報の収集量が為せる業だと思った。
 おこがましいが、私たちが寺川さんに近づこうと思ったとき、専門的な知識や最新の情報収集は、がんばれば追いつけるかもしれない。(それでも大変なことだと思うが…)しかし、もともと経験してきたキャリアは、寺川さんも同じ業界で仕事を続けている以上、キャリアの差が縮まることはない。それを埋めるために、やれる唯一のことは、自分自身に課すトレーニング(訓練)だと思う。私たちは対人援助の専門職である。対人援助技術としてのバイスティックの7原則さえ知らなかった恥ずかしい私だが、もっと力量を高めるためには、知識の習得は言う間でもなく、相談業務の中での対人援助技術のトレーニングに加え、普段の何気ない生活の中での人とのやりとりにおいても、自分の技術を磨くトレーニングを意識し実践しなければ、いつまでたっても素人呼ばわりされる域から脱することができないだろう。

 今日参加した私たちは、この6時間に及ぶ大変な研修を提供してくださった(しかもあんな安価で!)寺川さんに対し、今日から、質の高い相談支援員に向かって変化していくスピードがぐんとシフトアップできた結果をお返しする恩義があると思う。「こんなに変わりつつありますよ」「こんなに変わりましたよ」って。

 私は、現場で働く福祉サービスを提供する職員さん向けの研修を何か所かでやっている。あるところで、職員さん向けのアンケート結果で、「職員の資質向上については、外部講師による研修で非常に効果がある」と回答くださった。しかし、一方で、驚いたことに保護者へのアンケート結果では、「職員さんにはもっとしっかり研修をしてほしい」という回答が返ってきた。これは、原因としては、研修していることをしっかり事業所として発信していないことによる影響かもしれないとは思う。しかし、結果論として、保護者が普段接する職員さんからは、少なくとも「研修してる」って匂いがしていないことが現実だということだ。つまり、結果が出て、相手から評価されない限りは、研修している事実さえ伝わらないということである。

 私は、今日の寺川さんのセミナーに参加して学んでいる私たちの様子を、契約している相談者やご家族のみなさん、そして、支援に関わる関係機関のみなさんにもみていただきたいいなあと思った。「私たちは、相談支援専門員としてこんな学びをしていますよ」って。

 改めて今回の研修に参加し学んだことについて、契約者やご家族、そこに関る支援関係者から、「変わったね」って成果として言われることが目指す目標であることを意識しながら、今日からの業務に携わっていきたい。寺川さんには、ご準備の労力と当日の重労働に心より感謝しながら、この研修を受けた参加者の一人として、具体的な『成果』をかたちにする努力を続けていくことをここに約束したい!(田中 聡)

 
 
相談支援専門員研修会「計画相談のきほんのき」参加ご報告
 
 H31.4.30、平成最後の記念となる日に計画支援相談室ノーマさんの寺川さんが講師として開催された研修会に参加してきました。
 「計画相談のきほんのき」と題していますが、内容はスライド143枚、午前10時~午後17時までのボリュームのある内容でした。私は仕事の都合上、16時までの参加となってしまいましたが、ものすごく充実した内容でした。

 なぜ計画相談が必要なのか?というところから話が始まり、具体的な利用計画作成のポイント、はたまた公正中立と権利擁護について、家族の支援、利用者と援助者の信頼関係を築くための論理と行動の原則に至るまで、至れり尽くせりの内容でした。
 基本的なところでは、本人の話を聞く、そこで否定をしないというお話の時に、否定されたときの相手の気持ちを、「例えば、自分が子供の時の主張(高校に行かず働きたい!)等の発言をしたときに、親に理由も聞かれずに高校くらい行っておきなさい!とにべもなく否定されたときの気持ちを想像してください。」とお話しされました。確かに、「どうしてわかってくれないの?」という理不尽に対する怒りと不安の気持ちが容易に想像できました。

 話にのめりこみ、あっという間の時間でしたが、内容は濃く、相談支援専門員としての自分にとって大変貴重な時間となりました。
 お忙しい中、講義をありがとうございました。寺川さんの引き出しの多さにはいつも感服です。今後の研修会も楽しみにしております。
(相談支援事業所 サンクスシェア 松本 浩治)
 


相談支援セミナー参加レポート
 
 4月30日(火)南区民センターで計画相談支援室NOMAの寺川さんの「計画相談のきほんのき」の話を聞かせていただきました。
 講話は、計画相談支援の必要性やその背景、意義、目的等の「きほんのき」からサービス
等利用計画の作成のポイントまで内容の濃い5時間でした。

 特に、バイスティックの7原則はこれから私が行う計画相談支援でとても重要で、大切にしなければならないものだと思いました。保護者との信頼関係があるからこそ、その人に寄り添ったサービス等利用計画を考えることができるからです。その信頼関係を構築するための7原則は・・・
 〇 個別化の原則
  個別化の原則は、家族の抱える困難や問題は、どれだけ似たようなものであっても、人
  それぞれの問題であり、「同じ問題は存在しない」とする考え方です。障害についても同じです。「自閉症だから・・・」と一般的な特性でしかその人を見ていないか?援助がパターン化していないか?と問題提起でした。

 〇 意図的な感情表現の原則
 〇 統制された情緒関与の原則
 〇 受容の原則
 〇 非審判的態度の原則
 〇 自己決定の原則
 〇 秘密保持の原則
 詳しくは、また機会があるときに掲載したいと思います。

 演題は、きほんの「き」でしたが、計画相談支援業務に就いたばかりの私には、すべての話がこれからの自分自身のきほん、ベースにしなければならない内容でした。
 
 平成最後の日に学んだことを、令和の時代に活かし、これから相談支援員としての「質」を高めていきたいと思います。

 寺川さん、ありがとうございました。
(相談支援専門員 髙倉満彦)
 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立