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九州地区障がい者相談支援事業合同研修会

佐賀市で開催された相談支援の研修会に参加した。学び多い2日間の整理を記録として残したい。
 

1日目は3本の講話だった。

厚労省大平相談支援専門官の話は、何度か聞いているが、今回、改めて思ったことがある。
これまで、報酬改定の話を聞くと、最終的な売り上げ減になってしまうことばかりが意識の大半を占めていたが、このような相談支援体制に改定した経緯や、その理由づけについてしっかり説明を受けると、やはり、その理念や方向性にあった相談支援の提供を「適切に満たす」ことが先だと思うに至った。この大前提をきちんと満たしたうえで、「質に見合った対価をくれ!」と主張していかなければならないと思った。

 

日本相談支援専門員協会菊池代表理事の相談支援専門員養成の話では、自事業所の在り方を考え直さなければならないと感じた。
私たち相談支援専門員としての力量を高めるための具体的な仕組みづくりをまず始める。
毎週月曜日の9時~10時半を力量アップのための時間として位置づけ、私たちの資質向上を目指す。まだ、やり方をどうするかが不確定なので、そこを工夫したい。ただ、事例検討だけに終始することなく、相談員としてのスキル向上を目的意識とする。
菊池さんの言葉をお借りして、「どのような気づきがあったか?」「どのような行動変容があったか?」をしっかり追うことで、研修をやりっぱなしで終わらないようにしたい。

「相談支援専門員にどうしてトレーニングが必要なの?」
→チコちゃんは知っています!
「日常から質の高いトレーニングをする人が、質の高い支援ができるから!」も印象に残った🎵

 

全国手をつなぐ育成会連合会又村政策センター委員のお話では、サービス等利用計画の作成の考え方について、改めて基本を見直すことができた。
自事業所でも、「総合的な支援の方針」の部分を以下の3つの内容で記述することを決めた。
 ①ご本人はどのような人なのか?
 ②どのような部分に目を付けて支援をするのか?
 ③その支援を組み入れる理由はなぜか?

そして、そのことを踏まえ、サービス等利用計画をもとにして、「各福祉サービス等で個別の支援計画が立てられるのか?」を意識した計画となるよう質の向上を図る。
思い返せば、私たち相談支援専門員がつくったサービス等利用計画をもとにして、個別支援計画を作成している各福祉サービス事業所がどれほどあるのだろうか?検証さえできていないことを大いに反省する。

また、改めてサンクスシェとしての弱みを決定的に意識づけられ
た。それは、地域とのつながりが大変薄いことである。サンクスシェア自体が地域とのつながりがなければ、相談者と地域のつながりはやはりつくれない。最大の問題点を突き付けられた。
この問題に対応するため、地域の社会資源:「障がい福祉サービス事業所」「障がい福祉関係機関」「地域の関連機関(公民館・商工会など)」「障がい福祉以外の福祉関係機関」などをリストアップして事業所に貼り出し、そこを訪問したらチェックをつけていく「地域の社会資源訪問ローラー作戦」を進めていくことを決めた。

 

2日目は、意思決定支援にかかわるシンポジウムだった。
弁護士さんによる法律的な立場から、障がいがある当事者の立場から、相談支援専門員の立場から、それぞれのパネラーの提案があった。

意思決定支援の難しさは、改めて感じたところであるが、今回改めて整理できたことは、以下のことである。
「意思決定そのものに責任をもたなければならいということではなく、意思決定のプロセス支援に責任を持つ」こと。これはとても納得いく整理となった。
「意思がない人はいない」「意思が決定できたか?ももちろん大切だけど、意思を決定するために、適切な情報提供をしたか?意思をくみ取るための最適な方法を駆使したか?というプロセスを正しく保障できたか?を大切にしよう」こういうふうに思った。

「意思決定支援を適切に行うこと、そのこと自体が、相談支援の質を高めることに直結する」このことが、まさに、「意思決定支援」が声高に叫ばれている意味だということが、今回の研修で十分に自分自身に伝わった(^^)/

 

1時間以上かけて、佐賀まで2日間通った成果はあまりに大きかった(^^)/
 
 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立