1 ぶっちゃけ亭
2 日時 R5.4.24 21時00分~22時00分
3 Zoomにて
久しぶりに開店した「ぶっちゃけ亭」。
いつもは25人ほどのお客様がご来店されるこのお店ですが、今回のお客様は、なんとたった三人。
いやいや、しかし侮るなかれ。
重度の障がいを持った子供さんを育てているお母さん達の話は、絶対に他では聞けないほどのコアなぶっちゃけ話。
おかげで目が冴えまくり、話は深夜まで続きました。
周りに話せる人もいないから、ひとりで抱え込んでいたというお話から、想いが溢れて、笑って、最後は泣いたジェットコースター話に、共感と、また明日から頑張る力と勇気をもらえた夜でした。
SNAの勉強会に参加するようになって、多くの同じ立場で、悩んで、孤独を感じていたお母さん達に出会うことができ、自分だけではなかったと気付いたお母さん達。
長い間、周りに親のせいだと言われ、自分自身も自分が悪いんだと責めていたと言います。
出会いは本当に人生を変えるのだと、深く思わされます。
我が子が福祉の道に導いてくれたというお母さん。
何かを生み出すために勇気を振り絞って同じようなお母さん達に声をかけ、まずはラインでとコミュニティを作ったお母さん。
LINEの文字の中では、どのお母さんからもたくさんの想いが溢れていると言います。
どちらも、そのまま孤独の場所にとどまらず、前向きに明日を考えている。
納得いかないことも、辛い思いもいっぱいあった。でも、頑張っていたら寄り添ってくれる支援者との出会いもあった。
見捨てた人たちもいたけれど、手を差し伸べてくれる人たちもいる。
頑張っていれば、人との出会いは必ずある!
それぞれの、多分知らない人たちが聞けば目を丸くして「そんなことあり得るの?」ときっと驚くであろう子供とのエピソード。
共感しながら、笑い飛ばしながら、涙を滲ませながら、お互いに認め合い話せる時間は、なんと尊いのだろう。
少しずつ変わってきている(はずの)福祉の世界。でも、地域格差や施策が浸透するまでのスピードなど、まだまだ家族にとっては忍耐の要る日々が続きます。
さて、そんな中に、私たちができることは何だろう。
このテーマになった時、共通した想いは、まだまだ知られていない現状についてでした。
国が立ち上げた検討会などは、個人レベルで自分たちが入り込めるわけでもなく、大きな当事者である団体に委ねることになります。
しかし、一番肝心な「地域で暮らす」ということは、小さなコミュニティで自分たちで啓発をしていくしかありません。
「地域でも現状を伝えながら、声を上げていくしかない!」
まだココか、というフェーズのようにも思えるのですが、少しずつ福祉が変わっていくのなら、きっと無駄ではないはず。
いつの日か、頑張らなくても普通に誰もが暮らせることが、当たり前になる日がやってくることを願ってやみません。
深夜まで話された「ぶっちゃけ話」は、話が深まると同時に夜も深まり、最後は前向きな言葉で締めくくられたのでした。
今回も、勇気をありがとうございます。
また、勉強会でお会いいたしましょう!