・保険信託ってなに?どんな仕組み? ・親なきあとに向けて親ができることを一歩踏み出すために |
11月のhand to handのイベントは、スペシャルアシスターに藤野さんをお迎えして「保険信託」について学びました。
なかなか聞き慣れない「保険信託」という言葉ですが、今回の大きな学びとして、実は親なきあとの子供の財産を守るひとつの手段として、選択肢に入れておくべき内容であるということでした。
その仕組みについて、藤野さんから解りやすく解説いただき、成年後見との違い、メリット・デメリットについても学ぶことができました。
後見人によるお金の管理であれば、お金の使い道の自由度は制限されます。しかし、保険信託であれば、子供のことを一番よく知っている親が、契約した保険を利用して、子供のためにその使い道を決めることができること、そして子供が亡くなった後のお金の使い方まで、決めておくことができるなど、お金はもちろん、親の気持ちを信託側に委ねることができます。
信託銀行や信託会社によって費用は様々なので、しっかり調べる必要はありますが、各家庭の親なきあとの事情によって、利用するかどうか検討する価値はあると言えそうです。
また、藤野さんの声掛けで参加者全員が紙と鉛筆を用意しました。
藤野さんはhand to handに関わるようになって、どこから手をつけたらいいか分からずに悩む親が多い・・・と気づいたとのこと。
そこで提案されたことは、全員で制限時間内に次のことを紙に書き込むことでした。
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これらを紙に書くことにより頭の中を整理し、案外、今からでも出来ることもある!と気付いた人も多かったようです。
さらに順番をつけることで、どう行動していけばゴールに近付けるか、全体像を想像できるようになりました。
このワークショップが好評で、全員が一歩踏み出すきっかけになりそうです。
皆さんもぜひ、やってみてください!
また、藤野さんが日本昔ばなしの「うさぎとかめ」の本当のお話をしてくださいました。
知らなかったのですが、お互いが支え合える世界がそこにはありました。
気になる方は、後日(少々お時間をいただきます)アップされるアーカイブ動画にて確かめてくださいね。
参加された皆さんの感想はこちらからご覧になれます。
皆さんの感想
藤野さんの活動は人に留まらず、ペットとその飼い主にも安心な信託を開発して、飼い主なき後のこと、災害時のペットの命を守る活動などもされています。
そして、そのシステムを福祉に広げたいと常に頑張っておられます。
藤野さんの活動についてはこちらをご覧ください。
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また、保険やお金の相談など個別でも受け付けるそうです。
相談したい方は、SNAプロジェクト、またはサンクスシェアまで。
さて、12月と来年の1月は後見制度について学んでいきます。
1月にはアシスターに長澤英之氏をお迎えします。ぜひご参加下さい!