放課後等デイサービススタッフ研修 × 2 in 川崎市&長野市
10月24日・25日と2日間にわたって県外出張でした。
いつものように、一日の業務を終え、成田空港へ到着する最も遅いjetstarで関東入り。電車を乗り継ぎ、蒲田(駅には蒲田行進曲が流れます(^-^;)のカプセルホテル到着は、1時を回ります。そして朝、電車で川崎市武蔵新城へ到着です。今のところ、これが格安&時短の最善パターンのようです(^-^;
まあ、そんなことはおいといて、武蔵新城での今回の研修は、放課後等デイサービスの一連の業務について、5回シリーズで構成した研修の2回目。個別支援計画(通所支援計画)の見方・立て方について、事業所で準備してもらった事例を使用して、具体的な演習を通してその視点やノウハウをインプットしていただく内容でした。
午前に2時間の研修を終え、午後からは、子どもたちが来所する現場で一緒に過ごし、OJT(on the job traning)として業務終了後にフィードバックさせていただくというパターンが一日の流れです。
朝9時過ぎには、事業所入りし、放課後等デイサービスの送迎からスタッフさんが戻ってきてからの話が終わるのは、なんやかんやで9時近くになることがほとんどなので、ほぼ12時間の訪問をしていることになります(^-^;
これだけどっぷり時間と頭を使い、相談支援の1回の報酬にほんのちょっと毛が生えたほどの費用をいただいているだけなので、本来は担当者会議やモニタリングで1日3~4件請求したほうがだんぜん儲かるのですが・・・
しかし、わたしは、このスタイルこそが、わたしが現場スタッフ研修講師として存在できる唯一の道だと思っています。
学校の教員経験はありますが、特別支援教育の免許をもっているわけでもなく、心理系の資格をもっているわけでもなく、障がい分野の専門的学問を学んだわけでもないのに、障がい福祉分野を経験したことがあるただのいち支援員が、人の前に立って障がい福祉を語るわけですから、現場で起きている具体的な事例に対してものを申すことができないならだれからも使ってもらえなくなるという危機感があります。
この一見恐ろしく非効率的なスタイルをとっているからこそ、どっかのおえらい教授の様に通り一遍等のそもそも論シャワーをあびせるだけの専門家講師と違って、現場で実際に困っているかゆいところに手が届き、一緒に解決策や改善策を考えることができる研修講師としての存在価値を確立できていると自負をもっています。だからこそ、四日市や関東、長野にまで、わざわざ交通費がかかる福岡から、無名のいち研修講師を継続的に呼び続けてくださっている会社さんの想いがあるのだと自分に言い聞かせながら奮闘を続けています。
一方、放課後等デイサービスの事業所さんから見て私の研修や現場OJTが事業所にとってメリットになると同時に、私にとって(計画相談にとって)も大きなメリットがあります。
計画相談の訪問だけでは、事業所現場で働く支援員さんの生の状況、工夫、苦労はなかなかつかむことが難しいと考えます。現場職員さんたちの状況を少しでも多く把握するためには、現場に入り込むことは大きなメリットを生むと思います。計画相談だけをやっていても、ただでさえ食えないのに他のことに手を出すなんて・・・と言われそうですが、個人的には、計画相談が生き残って、その存在価値が確立されるためにはどうしても必要なことに思えてならないのです。
このような思いから、私は、この放課後等デイサービスの研修講師でおじゃまする事業所さんには、必ずOJTで終日関わりますし、ある就労継続支援事業所には月に1日ではありますがアルバイト勤務していますし、月に数日、強度行動障がい者が入居するグループホームと一般的なグループホームの夜勤業務に携わっています。
サンクスシェアに勤務する他の2人の相談員も、ひとりは居宅介護サービスで、ひとりは放課後等デイサービスで、今でも現場支援者として仕事をしています。サンクスシェアでは、このような観点からも、計画相談員として常勤勤務者として雇用してもお、副業を認める方針を打ち出しています(^^)/
この方向性が、計画相談員の業務を補完し、少しでも質を高めることに寄与することは確信を持っていますし、また一方で、今後、計画相談員が計画相談以外の部分でも報酬を得ることができるキャッシュポイントをもつことは、生き残るために大変重要ではないかと考えています。
多くの幅広い事業所さんとつながり、多くの事業所の支援者さんとつながるこの計画相談員の「よさ」「強み」を活かす働き方ができるビジネスモデルをつくりたいなあと常々たくらんでいます(^^)/
川崎&長野での訪問記録は、次回へ・・・(^^)/
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立