計画相談支援室ノーマさんSV 6回目
相談支援事業所 サンクスシェア
松本 浩治
暑さを感じる日があったかと思えば、翌日は肌寒さを感じる、寒暖差の厳しい季節ですね。
体調を壊さないように気をつけながら頑張っていきましょう。
今回の計画相談支援室ノーマさんのSVは、番外編として、
寺川さんが障がいをお持ちのお子様の保護者さん向けにお話をされるということで、
11名ほどの保護者様が来られており、その片隅でお話を聞かせていただきました。
今回は「地域で安心して生きるためのヒント」と題してのお話です。
まず、計画相談の説明から始まり、障がい福祉サービスを住む、働く、暮らす、移動する、楽しむ、といったようにわかりやすく分類して一つ一つ説明していきます。
資料はボリューミーですが、要点を踏まえて的確に、具体的に説明されていくことで分かりやすく、
頭に入りやすいと感じました。
資料をめくっていきながら、説明を聞いていき、資料の中盤に差し掛かったところで目に留まったのが
「でも、覚えておく必要はありません」の文字。
すごく印象的です。
この後に、寺川さんは、制度やサービスを把握して利用していくことが大切なのではなく、
「信頼できる相談者」を作ることが大切なのです、とお話しされました。
そのための相談支援専門員、つまりはソーシャルワーカーなのです。
もちろん、事業所や何のサービスを利用していくのかを選択決定するのは利用者さんご自身ですが、知識を持ち、また、業務を通して事業所情報を多く持つのは私たち相談支援専門員です。利用者さんの希望に添えるようにお手伝いができるのは私たちの職務です。
参加されている方々も、時には真剣に、時には笑顔で、時間の終わりには質問が止まらなくなり、
会場の時間が押していることもあって、施設のロビーで対応をされていました。
参加者の皆さんの信頼感が高まっていた証拠だと思います。
今回の研修会に参加させていただいて、改めて信頼できる人にこそ相談しやすい(逆もまたしかり)ということを強く感じたのでした。
相談支援事業室NOMA 寺川さんとの出逢い
相談支援事業所 サンクスシェア
高倉 満彦
4月23日(火)春日市クローバープラザで、約10名の保護者の方と一緒に寺川さんの話を聞かせていただきました。
演題は「地域で安心して生きるためのヒント」でした。
初めての研修、寺川さんとは初対面・・・と「初」が重なり、緊張していたのですが、寺川さんの優しい笑顔と楽しい自己紹介で心が軽くなり、いざ講話へ!
「計画相談ってなんだろう?」「事業所のかかわり」「計画相談が求められる理由」「障がい福祉サービスとは?」等の話を聞かせていただきました。寺川さんの巧みな話術とわかりやすい説明で寺川ワールドに引き込まれました。
その中で、心に残ったことが2つありました。
まず、寺川さんを見る保護者の方々の「まなざし(関係性)」です。
保護者の方々が寺川さんを信頼している、そして、安心して相談・質問をすることができる関係であることが保護者の方々の「まなざし」から感じました。これは、寺川さんの人間性と専門的な知識、これまでの経験(積み重ね)があるからこそと思いました。どちらが欠けてもこのような関係は構築できないと思います。
次に、講話の中にあった保護者の方自身が「困っていることがわからなかった」ということです。自分の子ども(家族)のことだから、「これくらいは頑張らないと!」「・・・をすることは大変だけど、自分がしないといけないこと!」と自己完結し、自分が困っていることにも気付いていない方がいらっしゃるということです。このようなことにならないように、保護者の不安を共に分かち合う相談員がいるのだと思いました。
私はまだ相談支援専門員として、計画を立てたり、担当者会議を開いたりしていません。
しかし、保護者の思いや希望を第三者として聴きながらも、気軽に相談できる、そして、必要な情報を適切に提供することができる相談支援専門員になりたいと強く思いました。
研修会に参加させていただき、ありがとうございました。
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立